加硫接着

加硫接着とは

加硫接着とは

加硫接着とは、未加硫ゴムと金属や樹脂などを同時に金型内で接着させる工法です。
ゴムを接着させる金属や樹脂の表面に接着材を均一に塗布し、熱と圧力をかけて接着させます。
接着物の表面処理や接着剤の塗布方法が重要な工程となります。
加硫後のゴムと金属や樹脂を別々に接着剤で接着するよりも強固に接着することが可能です。

加硫接着の製造工程

工程 詳細
①対象物の表面処理 接着対象物の表面に油などが付着していると接着不良が発生します。
溶剤での脱脂や研磨を確実に行う必要があります。
②接着剤の塗布 対象物の形状によって様々な塗布方法があります。
ただ接着剤を塗布すればいいというものではありません。
均一にムラなく塗布・乾燥させることが重要です。
③成型 金型内に対象物をセットし、ゴムを充填させます。
適正な温度・圧力・時間によって強固な加硫接着製品が出来上がります。
④仕上げ 不要なバリの部分を丁寧に除去していきます。
接着剤がはみ出ていたり、均一に塗布されていない状態であればバリの処理ができなかったり製品の接着不良が発生します。
⑤出荷検査 外観状態検査や寸法測定を実施し、顧客要求品質を満たしているか全数チェックを行います。
ISO9001:2015を認証取得

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